慢性上咽頭炎の近況

初めて塩化亜鉛療法(Bスポット)を受けてから2ヶ月ほどが経ったのでここで現状を記録しておく。

この2ヶ月、毎週Bスポットを受けたが、症状は若干良くなった程度である。まあどのみち時間がかかるものだと覚悟しているので特にガッカリしているわけではない。

若干良くなった程度、と言ったが、以前よりは目まいを感じている時間は短くなっているとは思う。以前は長い会議の後などにかなりの目まいがあったが、そういうことは減ったと思う。また、休日はほとんど目まいを感じなくなった。

逆に目まいを感じやすいのは昼食後の眠くなる時間帯である。この時間がヤバい。アメなど、甘いものを食べるとさらに酷くなるが、コーヒーを飲むとマシになる。眠気と連動しているような気がする。また、立ってものを食べるのも目まいを引き起こすように思う。

Bスポット

Bスポットは毎週耳鼻咽喉科に通って受けている。

これを続ける上で最大の問題は耳鼻咽喉科がとてつもなく混むということだ。まあ耳鼻咽喉科はどこもそうだと思うので仕方がない。特に自分が通っているところは基本的に予約を受け付けていないので、なすすべがない。

最近は朝早く、受付開始30分前に現着して待つようにしている。それでも多い時で3人くらいは既に並んでいたりする。ご苦労なことだ。とはいえ、診療開始時刻を過ぎてからノコノコ行くと2時間くらい待つことになり、午前の時間を丸々潰してしまうのだ。これは精神衛生上、非常によくない。

Bスポットを受けた直後は上咽頭がヒリつき、後鼻漏も前鼻漏(ただの鼻水)もかなり激しく出てくる。Bスポットは、要はこよりで鼻の中をくすぐるのをよりアグレッシヴにしたようなことなので、この反応は自然なように思える。が、放っておくと目まいもひどくなるので、鼻うがい、うがい、鼻かみを頻繁にやって鼻の中をスッキリとさせるように努めている。すると目まいもなく気分もスッキリとしてくる。鼻うがいをしたときにたまに血が混じっているので、やはりまだ上咽頭で出血しているのだろう。

鼻うがい

鼻うがいは基本的に1日2回、朝起きた時と夜帰宅した時にやっている。朝は時間がないのでハナノアを使い、夜は生理食塩水を自前で作って鼻から吸い込むタイプの鼻うがいをしている。毎回ハナノアではないのは、単純にハナノアの洗浄液がちょっとお高いからであって、大した意味はない。

以前、「鼻から水を吸う鼻うがいをやったら耳の聞こえがしばらくおかしくなった」と書いたが、一気に水を吸うのではなく、慎重に少しずつ吸い込むようにすれば問題ないことが分かった。ただし、このやり方の鼻うがいではたいてい鼻の中に水が残るので、10分くらい経ってから頭を逆さにしたり左右に傾けたりして水を抜く必要がある。でないと予期しないタイミングで突然水が出てきて大変肝を冷やす。不思議なことに、鼻うがいの直後はどんなに頭を逆さにしても水が出てこない。

お灸

鍼灸院へは10月の初めに行ったのを最後に通うのをやめた。Bスポットもやっているし、効果がそこまでハッキリしていないし、1回5,000円の診療費はさすがに無視できないからだ。

ただし、鍼灸院で教えてもらったツボへのお灸は毎日続けている。両腕と、10月に教えてもらった額の上の3点に、ほぼ毎晩お灸をしている。お灸は盛りすぎると皮膚を痛めるし、少なすぎると効果が薄い(と思われる)し、なかなか加減が難しいように思う。

お灸に慣れないうちは大きめのもぐさを盛りすぎてしまい、水ぶくれが破れて両腕に直径5mm程度のクレーター状の穴がよく開いていた。最近は慣れてきたのか、はたまた皮膚が強くなってきたのか、そういうこともなくなってきた。お灸をするときのコツは、もぐさを小さく丸めることと、最初の1発を盛る前に皮膚を軽く濡らしておくことと、もぐさにゆっくり着火すること、だと思っている。

お灸で後鼻漏などの症状が良くなっているかどうかは、正直分からない。ただ、きれいにお灸がキマった時は、ツボを中心として不思議な疲労感が体を広がり、驚くほどよく眠れるようになる。不眠解消の効果はあるように思う。