慢性上咽頭炎の近況 (2)

前回の近況から2ヶ月経ったので、これまでのことを報告する。

口呼吸

耳鼻科の先生によると、慢性上咽頭炎にとってはとにかく口呼吸がよくないらしい。なので鼻づまりがあると発症したり悪化したりしやすくなるのだとか。

自分は後鼻漏はあるが鼻づまりはないため、ほとんど鼻呼吸になっていると思う。が、これを聞いて以降、特に意識して鼻呼吸をするようになった。

ただし、寝ている間に口呼吸をしている可能性はある。舌の筋肉が十分に強くないと口呼吸になりやすく、あいうべ体操とやらで舌の筋肉を鍛えることができるらしい。自分が寝ている間に口呼吸になっているのか確認はできていないが、あいうべ体操は折を見てやってみている。中途半端にやっても効果は薄いかもしれないが。

また、これまで自分は週1回ほど河原をランニングしていたが、よく考えてみるとランニング中は完全に口呼吸になっている。肉体疲労もあり、ランニング後はかなり激しい目まいに襲われることがあった。そこで鼻呼吸で問題ないくらいまでペースを落とし、距離も短くし、ランニング後には鼻うがいをするようにしたところ、だいぶ楽になった。とはいえ今のこの時期に外を走ること自体、上咽頭に大きなダメージを与えるような気がするので、ランニングそのものを断念せざるを得ないようにも思う。

その他、鼻周りが冷えて乾燥するのを少しでも防ぐために、ほぼ常にマスクをして生活している。鼻が冷えるを防ぐだけでもそこそこ効果がある気がする。

以上のようなことをしたせいか、2015年12月中旬くらいからそれなりに症状が改善したようだった。しかし、年末年始の過ごし方が良くなかったのか、年明けからまた少し症状が悪化。目まいやPCのモニタを見て眩しいような感覚が増えた気がする。

Bスポット

Bスポット(塩化亜鉛)療法は続けている。年明けからはフェーズ2のBスポットを受けている。

これまでのBスポットは、塩化亜鉛を塗った綿棒をノドと鼻から突っ込んで上咽頭にグリグリ塗るというものだった。それに対してフェーズ2のBスポットでは、ノドからグリグリした後に左右の鼻に綿棒を突っ込み、その状態で5分間放置させられる。これによって塩化亜鉛をよりしっかり塗りこむのだそうだ。

悶絶するほどではないものの、やはりまだBスポットはしみて、ヒリヒリするような痛みがある。その後に鼻うがいすると血が混じることがあるので、やはりまだ出血しているのだろう。

鼻うがい

鼻うがいは引き続き、基本的に朝と夜の2回やっている。

鼻うがいに使う生理食塩水は自分で作っている。薬局で500mlの精製水を買ってきて、それに粗塩を5ml(小さじ1)加える。食塩と塩の比重はほぼ同じだそうなので、これでざっくり0.9%の生理食塩水ができる。塩を加えたらよく振ってから冷蔵庫で保存しておく。

鼻うがいでは生理食塩水の温度も重要だということに気付いた。水が冷たすぎると鼻の筋肉が収縮するのか、水がうまくノドに抜けなくなる。逆に、お風呂の温度くらいだと実にスムーズにノドへ抜けてくれる。自分は冷蔵庫から出した生理食塩水は75mlとり、それを500Wの電子レンジで30秒温めてから使っている。